展覧会のご案内
彫刻館「宇空(うくう)」にて『鈴木律子 展』がスタートしました。
本展で作家が表現したのは、大地のエネルギー。
クスノキを切り刻んで作り出す作品群は、神秘的で崇高なイメージを醸し出しています。
美しい影を作りながら天に向かって伸びる作品の姿はもちろん、
展示室の空気や、庭の景色と相まって生まれる調和も見所の一つ。
静寂の中、風の音と鳥の鳴き声だけが聴こえる空間で、
五感で感じて頂きたい展覧会です。
是非、会場にてご高覧ください。
(9月10日まで開催)
鈴木律子(Ritsuko Suzuki) 造形作家
1971 三重県生まれ
1994 東京学芸大学教育学部卒業
- 主な展覧会など -
モダンアート協会展 出品
2006 新人賞
2008 協会賞
2009 会友佳作賞
現在 会員
損保ジャパン美術財団奨励展
それぞれの刻展 / 三重画廊
羅針盤セレクション2011 / アートスペース羅針盤(東京)
ピアザ展 / 豊田市美術館県民ギャラリー(愛知)
三重の作家たち展 / 三重県総合文化センター(三重)
現代日本の視覚展 / 三重県立美術館県民ギャラリー(三重)
ZEROの視点 / 山梨県立美術館県民ギャラリー(山梨)、ギャルリー志門(東京)
三重の立体造形作家たち展 / 伊勢現代美術館(三重)
個展 / 三重画廊、ギャルリーくさ笛(名古屋)
個展 / ギャラリー彩(名古屋)
- 作品スタイル -
「楠」を切り刻み、制作をしている。
樹齢100年の木には、底知れないパワーが宿っており、
切り倒されて数年経った今でさえも「この木はまだ生きている」と感じる。
温もりと時空を超えた意識を感じるこの素材の力を借りて、
生命のエネルギーの作品化を模索している。
彫刻館 宇空(うくう)
伊勢現代美術館の別館「彫刻館 宇空」屋内展示室では、立体作品の企画展を開催。
また、森を背にした屋外展示スペースでは、石彫・木彫・陶・ブロンズの立体作品を常設展示。