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【2F】栗原光 展「Order」

  • 執筆者の写真: isemuse
    isemuse
  • 4月5日
  • 読了時間: 2分

本館2Fにて開催中の栗原光 展

展示内容をご紹介します。


 


Order 会場
Order 会場
 


《作家コメント》



描く順序やプロセスの積み重ねを通じて、絵画の構造と成り立ちを探る。

色面が織り成す層とその質感が、秩序と関係性を生み出す。

 

計画的なストロークと、強弱や濃淡など質感を持つ要素が交錯し、

絵画が形成される可能性を引き出そうと模索している。

 

どうすれば「絵」に成るのか。

何を描くかではなく、どのように描くかを重視し、絵画の本質を捉えたいと考えています。

 

思考を純化するために、構図を整えつつも、整えないように画面に攻め入る姿勢を持ちながら、絵に必要な要素や工程を見極めます。

 絵画が他の表現手段の道具とならないよう、その在り方や意味を常に問いかけ、「絵」そのものと向き合うことを心がけています。


栗原 光



(2点ともに)順序(綿布・墨・合成樹脂・油絵具 / 162×130cm)
(2点ともに)順序(綿布・墨・合成樹脂・油絵具 / 162×130cm)



精製(麻綿・合成樹脂 / 227.3×181.1cm)
精製(麻綿・合成樹脂 / 227.3×181.1cm)




吐息(布綿・墨・合成樹脂・油絵具 / 左)41×32cm 中央)23×23cm 右)162×162cm)
吐息(布綿・墨・合成樹脂・油絵具 / 左)41×32cm 中央)23×23cm 右)162×162cm)


 


絵画とは何か。

色と形の積み重ねが、どのように秩序を生み、画面を構築するのか。

 

作家は、描くプロセスそのものに焦点を当て、絵画が成立する仕組みを探ります。


規則的なストロークと偶然のにじみ、強弱や濃淡が織りなす色の層。

それらが交差し、画面に緊張感と調和が生まれる。


壁一面に連なる小さな作品群は、一つ一つの違いが響き合い、リズムを生む。

大きなキャンバスでは、ダイナミックな筆致が色の広がりと構造の力強さを際立たせる。


「どのように描くか」という問いに向き合い、絵画の本質を探る試み。

ぜひ会場でご体感ください。




 

【会期】開催中 〜 2025年6月30日(月)

【会場】伊勢現代美術館 | 本館2F

住所

三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場102-8

Tel. 0599-66-1138

E-mail. info@ise-muse.com

開館時間

10:00〜16:30

​(入館は16:00まで)

休館日

火・水曜(祝日は開館 / 振替休館日あり)夏期・冬期・臨時休館日あり​​

入館料

​一般:¥700 / 学生(大・高・中):¥500

小学生以下:無料​

伊勢現代美術館

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