【2F】栗原光 展「Order」
- isemuse
- 4月5日
- 読了時間: 2分
本館2Fにて開催中の栗原光 展
展示内容をご紹介します。

《作家コメント》
描く順序やプロセスの積み重ねを通じて、絵画の構造と成り立ちを探る。
色面が織り成す層とその質感が、秩序と関係性を生み出す。
計画的なストロークと、強弱や濃淡など質感を持つ要素が交錯し、
絵画が形成される可能性を引き出そうと模索している。
どうすれば「絵」に成るのか。
何を描くかではなく、どのように描くかを重視し、絵画の本質を捉えたいと考えています。
思考を純化するために、構図を整えつつも、整えないように画面に攻め入る姿勢を持ちながら、絵に必要な要素や工程を見極めます。
絵画が他の表現手段の道具とならないよう、その在り方や意味を常に問いかけ、「絵」そのものと向き合うことを心がけています。
栗原 光



絵画とは何か。
色と形の積み重ねが、どのように秩序を生み、画面を構築するのか。
作家は、描くプロセスそのものに焦点を当て、絵画が成立する仕組みを探ります。
規則的なストロークと偶然のにじみ、強弱や濃淡が織りなす色の層。
それらが交差し、画面に緊張感と調和が生まれる。
壁一面に連なる小さな作品群は、一つ一つの違いが響き合い、リズムを生む。
大きなキャンバスでは、ダイナミックな筆致が色の広がりと構造の力強さを際立たせる。
「どのように描くか」という問いに向き合い、絵画の本質を探る試み。
ぜひ会場でご体感ください。

【会期】開催中 〜 2025年6月30日(月)
【会場】伊勢現代美術館 | 本館2F