吉川正道・千香子 展
【会 期】4月20日(金) 〜 7月8日(日)
【会 場】本館1F
吉川正道・千香子による、セラミックアートの展覧会。
吉川正道・千香子は、常滑市に窯を構え、オブジェから器まで様々な作品を制作する陶芸家の夫婦。
共に40年以上の陶歴を持ち、国内外で数多くの展覧会を開催、賞を受賞するなど、幅広く活躍している。
東海地区では、中部国際空港セントレアのロビーに設置された正道氏のインスタレーション作品を目にした方も多いかもしれない。
今回の展覧会は「祈りの気持ち」をテーマに掲げた、両氏にとって初めての夫婦展。
照度を落としたホワイトキューブの会場では、正道氏の代表作とも言える青白磁や、直径1.5Mほどもある巨大な球体、
千香子氏の得意とするカラフルでユーモラスな表情のオブジェなどが並び、それぞれに個性的な作品が互いを引き立てあう様に融合している。
作品の制作過程や日常生活、夫婦間にもあるという「祈り」が親しみやすい形となって表され、
見る者に寄り添うよう静かに佇むそこは、心が穏やかになる居心地の良い空間。
また、当館のガーデンと庭園では両氏の常設作品が展示され、
ミュージアムショップでは手頃な小品が期間限定で販売中と、吉川夫妻の世界観を堪能できる機会。
皆様のご来館をお待ちしております。
吉川 正道
Masamichi Yoshikawa
1946 神奈川県生まれ
1968 愛知県常滑市に移住、日本デザイナー学院研究科 卒業、 常滑陶房杉 入社
1984 IAC会員 (国際陶芸学会 / スイス)
1985 民族芸術学会会員
1998 NHK 「やきもの探訪・白からの飛翔 吉川正道」
2007 NHK「器、夢工房 吉川正道」 特別番組 総集編
名古屋芸術大学 美術学部 陶芸コース教授 就任
2008 NHK 「器、夢工房 吉川正道」
2009 マラ工業大学客員教授に召喚 (マレーシア)
- 受賞 -
1971 「朝日陶芸展」 優秀賞
1972 「ヴァロリス国際陶芸展」 国際大賞
1981 「朝日陶芸展」 大賞
1983 「第1回 朝日現代クラフト展」 グランプリ
1992 「ニヨン ポースリン トリエンナーレ」 2席
1998 「ミュンヘン国際アート&クラフト展」 ゴールドメダル
1999 「札幌芸術の森クラフトコンクール」 優秀賞
2000 「第3回 出石トリエンナーレ」 グランプリ
2001 「第1回 韓国国際陶芸ビエンナーレ」 銅賞
2002 「第18回 ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ」 金賞
2003 「第2回 韓国国際陶芸ビエンナーレ」 審査員(乾由明)賞
2004 「第2回 台湾国際陶芸ビエンナーレ」 グランプリ
2006 「愛知県芸術文化選奨」 文化賞
- 個展 -
1977 丸栄工芸サロン(愛知) 以後、82年まで開催。82年から画廊にて隔年開催
1979 日本橋高島屋(東京) 以後、93年まで隔年開催
1989 ギャラリーASIATICA (カンサス / アメリカ)
1990 マスダスタジオ 鯉江良二氏と2人個展 (東京)
1991 BOWIGギャラリー (ドイツ)
1993 ギャラリー顕美子 (愛知)
1994 赤坂グリーンギャラリー (東京)、美術館松欅堂 (愛知)、ギャラリー円居 (神奈川)、織部亭 (愛知)
1995 アートハウスミモ座 (静岡)
1996 赤坂グリーンギャラリー (東京)、ギャラリーb15 (ミュンヘン / ドイツ)
1997 日本橋高島屋 (東京)
1998 ギャラリー安曇野 (青森)、ギャラリーVieux-Bourg (ロネー / スイス)
1999 INAXタイル美術館 開催企画「新感覚シリーズ第一回」開催
第二回以降、約50名を選抜・展開 (愛知)
赤坂グリーンギャラリー (東京)、ギャラリーHIRAWATA (神奈川)
2000 ライフギャラリー点 (福岡)、ギャラリーアンティーヌ - 現代美術家 - 国島征二氏と2人展 (神奈川)
2002 ギャラリー空間舎・白子 (東京)
ギャラリーNAF - 現代美術家・生け花作家 大坪光泉とコラボレーション (愛知)
2003 ギャラリーb15 (ミュンヘン・ドイツ)、ギャラリーアルイグス (東京)、高島屋画廊 (愛知)
2005 丸栄 (愛知)、日本橋高島屋画廊 (東京)、JR名古屋高島屋画廊 (愛知)、ギャラリーなかむら(福岡)
2006 『吉川正道展』 伊勢現代美術館 (三重)
2007 バリックス ギャラリー (バース / イギリス)、マリアへエラー ギャラリー (ハイデルベルグ / ドイツ)
リンナー&ローズギャラリー(アムステルダム / オランダ)
2008 『Water of Life展』 Compagnie de la Chine et des Indesギャラリー (パリ / フランス)
2009 日本橋高島屋画廊(東京)、JR名古屋高島屋美術画廊 (愛知)
『かたち展』 Azabujuban Gallery (東京)
2009 『Structured Elegance展』 Joan B Mirvissギャラリー (ニューヨーク / アメリカ)
2010 『帰園田居 陶思考 吉川正道展』 風の沢ギャラリー美術館(宮城) 年間を通して開催
バリックスギャラリー (バース / イギリス)、ギャラリー光玄 (愛知)
Loes-Reinier International Ceramicsギャラリー (オランダ)
2011 Rosemarie Jager Galerie (フランクフルト / ドイツ)、クラフトショップ俊 (神奈川)
『陶思考part2 - わが思い、わが心の茅ヶ崎 - 』 茅ヶ崎市美術館 (神奈川)、ギャラリーhu (愛知)
2012 JR名古屋高島屋美術画廊 (愛知)、Kunstforum solothurn (バーゼル / スイス)
『松田隆作・吉川正道展』 新世紀工芸館 (愛知)
2014 ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ2014
- 招待作家として教会内にてインスタレーション設置・展開 (ヴァロリス / フランス)
Erskine, Hall & Coe (ロンドン / イギリス)、天地陶芸協会 (マカオ、香港、中国)
TONG-INGギャラリー(ソウル / 韓国)
2015 ギャラリーなかむら (福岡)
2016 ギャラリーhu (愛知)、ギャラリー図南 (富山)
2017 日本橋高島屋 『薬師三尊のための香炉展』 (東京)
2018 JR名古屋高島屋 『吉川正道展 - 水炎 – ガラスとのコンビネーション』 (愛知)
- パブリックコレクション -
1987 国際交流基金
1989 ヴィクトリア&アルバート美術館 (ロンドン / イギリス)
1991 ケスナー工芸美術館 (ハノーバー / ドイツ)
1992 ニヨン・ボースリン美術館 (ニヨン / スイス)
1993 ㈱スギエダック 東京支店ビル ロビー陶壁制作 (東京)
1994 プラハ装飾工芸美術館 (チェコ)、常滑市、ヴィクトリア&アルバート美術館 (ロンドン / イギリス)
1995 ブルックリン美術館 (ニューヨーク / アメリカ)、ランデス・ホルシュタイン美術館 (ドイツ)
1996 ヌイ・サブロン美術館 (ミュンヘン / ドイツ)、常滑市、ボルゴー市立美術館 (フィンランド)
1997 海外技術研修センター 玄関ホール モニュメント制作 (愛知)
1998 アリアナ陶芸美術館 (ジュネーヴ / スイス)
2000 伊藤清永記念美術館 (兵庫)、ウスターバルト陶芸美術館 (ドイツ)
2001 利川ワールド・セラミックセンター (利川 / 韓国)、セーブル陶芸美術館 (パリ / フランス)
ヴァロリス陶芸美術館 (ヴァロリス / フランス)
2003 常滑市、ヒューストン現代美術館 (フロリダ / アメリカ)
MAD アート&デザイン美術館 (ニューヨーク / アメリカ)
2005 国立台北鶯歌陶芸美術館 (台北 / 台湾)
中部国際空港 エントランスロビー 立体・陶壁によるインスタレーション制作・設置 (愛知)
2007 中部ろうさい病院 エントランスロビー 立体・陶壁制作 (愛知)
2008 グラッシィー美術館 (ライプツィッヒ / ドイツ)
福井厚生病院 エントランスロビー 陶壁制作 (福井)
ミネアポリス インスティチュート オブ アート (ミネソタ / アメリカ)
2012 フロリダ大学 ハーン美術館 アジアンウイング 前庭 (フロリダ / アメリカ)
オーストラリア国立美術館 (キャンベラ / オーストラリア)
2014 ヴァロリス陶芸美術館 (ヴァロリス / フランス)
2016 メトロポリタン美術館 (ニューヨーク / アメリカ)
吉川 千香子
Chikako Yoshikawa
1948 北海道生まれ
1970 武蔵野美術大学彫刻学科 卒業
1974 愛知県常滑市に移住
1978 初個展。以後、個展多数
- 展示 ・ ワークショップ ・ 受賞歴 –
1992 国際陶芸交流事業 ・ マラ工業大学 (シャーアラ / マレーシア)
1996 Animal展 (フランクフルト / ドイツ)
1997 マグカップシンポジウム (ドゥビ / チェコ)
1999 国際陶芸交流事業 ・ デリーブルーポタリー (デリーブルー / インド)
Tierr Reposada展 (コルドバ / スペイン)
2000 Yoeju International Ceramic Workshop (驪州 / 韓国)
2001 2nd International Porcelain Pot Symposium (カルロビバリ / チェコ)
“Traveling Package” (バンコク / タイ)
Yoeju International Ceramic Firing Event Workshop (驪州 / 韓国)
伊丹酒杯台展 優秀賞 (兵庫)
Animal Exhibition (ドイツ)
2003 3rd International Porcelain Pot Symposium (カルロビバリ / チェコ)
The 2nd World Ceramic Biennale 2003 Korea 特別賞 (韓国)
Ramon Fort Work Shop (ジローナ / スペイン)
2005 4th International Porcelain Pot Symposium (カルロビバリ / チェコ)
The 3rd World Ceramic Biennale 2003 Korea International Ceramic (韓国)
WOOD- FIRING FESTIVAL 2005 (韓国 / 驪州)
2006 Lanna style International Workshop (チェンマイ大学 / チェンマイ / タイ)
TOJI Avantgard et Tradition de la Ceramique Japonaise (セーヴル陶磁器美術館 / パリ / フランス)
2007 Association Culturelle Franco Japonaise de Tenri (パリ / フランス)
10th International Mug Symposium “Traditions and Possibilities 2007” (チェコ)
吉川千香子展 “華” (伊勢現代美術館 / 三重)
2008 International Workshop (インスブルク / オーストリア)
2009 PATISATU STUDIO Workshop (クアラルンプール / マレーシア)
2010 Gelerie LOES & REINIER (オランダ、セーヴル陶磁器美術館 / パリ / フランス)
2011 Rosemarie Jager Galerie (フランクフルト / ドイツ)
2012 Les journees de la ceramique (フランス)
2014 ワークショップ(スペイン)
Les journees de la ceramique (フランス)
The forth biennale shanghai international contemporary porcelain art exhibition (上海 / 中国)
2015 ワークショップ(韓国、スペイン)
2016 Macau Art Garden “CERAMIC EXHIBITION” (マカオ)
ワークショップ(コロンビア)
2017 MOE ART DESIGN (ロサンゼルス / アメリカ)
- パブリックコレクション –
不思議の森 吉川千香子の世界 (名古屋市東山植物園 / 愛知)
常滑市民文化会館 (愛知)
伊勢現代美術館 (三重)